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ルート
化学メーカーで働くプロセスエンジニアです。 社会人9年目、化学工学専攻。
2023/10/15
吸収塔で最もよく使用される充填塔の塔高計算について紹介します。充填塔の充填高さは、移動単位数(NTU)と移動単位高さ(HTU)の積で表されます。
2023/10/15
二重境膜説はガス吸収におけるモデルの1つです。気液界面の両側にはそれぞれ境膜が存在し、成分Aが気相から液相に溶解する際にはこの境膜を通過します。境膜内は常に層流に保たれているため、ガス吸収の速度は成分Aが境膜を通過する速度が最も遅く律速となります。
2023/10/15
Fickの法則は物質拡散に関する法則です。ガス吸収におけるモデルの1つである二重境膜説でも、ベースとなっている法則なので覚えておきましょう。
2023/10/15
難溶性のガスについて、ガスの分圧と液中のガス濃度が比例する法則のことをHenryの法則といいます。Henryの法則はガス吸収やガス放散において重要な考え方となります。
2021/7/3
表面張力は機器表面の濡れ性を考慮する際に必要となることがあります。例えば蒸留塔の詳細設計においては、充填物表面の濡れ面積を算出するのに表面張力が必要になります。充填物の濡れ性能は分離性能に大きく寄与するため、非常に重要な計算項目です。
2024/2/7
Fickの法則に使用されている係数を拡散係数Dといいます。この記事では主要な物質の拡散係数の実測値と、推算方法を紹介します。
2022/11/30
分子の幾何学中心が球形からどのくらいずれているかを表わすパラメータを偏心因子といいます。極性が大きいほど、偏心因子ωも大きくなるため、物性推算式に極性の影響を組み込む場合によく使用されます。
2023/10/15
気体や液体の熱伝導度は主に熱流体解析をするうえで必要になってきます。熱伝導度はフーリエの法則で使用されているため、伝導伝熱の寄与に関係します。
2023/10/15
流動解析を実施する場合には粘度は最重要物性となりますので、粘度の推算法はある程度知っておいた方が良いでしょう。
2023/10/15
活量係数モデルで気液平衡を計算する場合には、蒸発潜熱の推算が必要になります。活量係数モデルは気液平衡計算モデルの中でも使用頻度が高いので、蒸発潜熱の推算法も知っておいた方が良いでしょう。
2021/7/3
熱収支を計算するうえで最も重要な物性は比熱です。蒸気圧や蒸発潜熱はわからなくても場合によっては計算できますが、比熱がわからないと熱収支は計算できません。本記事では比熱の推算方法について紹介します。
2023/10/15
高圧気液平衡は非理想性が高まり推算精度が落ちるので、物性面では好ましくないです。ただ、高圧の方が有利な反応が存在するため、自ずと高圧気液平衡を扱わざるを得ない場合があります。
2023/10/15
圧力P、体積V、温度T、物質量nの間に成り立つ関係式のことを状態方程式といいます。化学工学では気体についての状態方程式が有名ですが、元々は気体に限った話ではありません。
2023/10/15
実在気体の圧力や相平衡を、理想気体と同様の形式で扱うために導入された概念をフガシティーfといいます。実務で気液平衡を計算する際には、気液のフガシティーが一致することを前提として式を立てており、重要な概念です。
2023/10/15
化学プラントにおいて常圧~減圧の気液平衡は、数多く取り扱う系であり、様々な物質の組み合わせが考えられます。この記事では気液平衡の推算モデルをいくつか紹介します。