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ルート
化学メーカーで働くプロセスエンジニアです。 社会人9年目、化学工学専攻。
2024/11/3
超音波式流量計は超音波が流体の流速により伝播時間や周波数が変化することを利用して流量を測定します。配管の外側から取り付けて超音波を照射し配管内の流体流速を測定できるタイプ(クランプオン型)があるため、元から流量計が設置されていない配管の流量測定で重宝します。
2024/10/1
電磁式流量計はファラデーの法則を利用しており、磁界を通過した流体によって生じる電圧から流速及び流量を算出します。原理的に流体の温度・圧力・密度・粘度の影響を受けることなく、体積流量を精度良く測定することができます。
2024/9/3
面積式流量計は差圧式流量計と原理は同じで、流路内に縮流部を設け、差圧を付けることで流量を測定します。ただ面積式流量計は差圧式流量計とは異なり、差圧が一定になるように絞りの面積及び流量を変化させます。簡易的に流量を測定できるため、工場はもちろんのこと実験室等でもよく使用されます。
2024/8/5
流量計の中で使用頻度の高いものの1つが差圧式流量計です。差圧式流量計は管路内に絞り機構を設けて、縮流により生じる差圧を測定して流量を求めます。構造が簡単で安価ですがエネルギー損失が大きいため、差圧式流量計を他の流量計に切り替える傾向もあります。
2024/11/5
流量計は工場において最も重要な計測機器の1つです。基本的に工場の装置は処理できる量に上限があるため、流量計で処理量を管理する必要があります。その一方で、工場で扱う流量やプロセスは多種多様であるため、それぞれの運転条件に適した流量計を選定する必要があります。
2024/6/1
熱放射エネルギーを測定し温度を求める温度計を放射温度計といいます。非接触の温度計で簡便に測定できるのがメリットですが、高精度な測定は難しく大まかな温度を知るのによく使用されます。
2024/5/4
金属や非金属の電気抵抗が温度によって変化することを利用した温度計を抵抗温度計といいます。工業用途の温度計の中では、熱電対を使用する熱電温度計と並んでよく使用されます。
2024/4/10
熱電対を使用する温度計を熱電温度計といいます。熱電対は異種金属線を末端で接合したもので、線間に生じる熱起電力により温度を知ることができます。熱電温度計は工業用温度計として多用されているものの1つで、構造が簡単で扱い易い、比較的安い等の特徴があります。
2024/6/3
温度計は私たちの日常生活で当たり前に使用されていますが、工場においても重要な計測機器の1つで、測定対象に適した温度計を選定する必要があります。本記事では温度計の種類や長所・短所などを解説しています。
2024/3/3
ポンプの流量が低下すると、ポンプ効率が低下し熱によるエネルギーロスが多くなることに加えて、流体による温度除去効果も減少するため、ポンプの温度が上昇しやすくなります。この温度上昇によって引き起こされるトラブルを回避するために、常に必要最低限の流量(ミニマムフロー)を確保して運転する手法が挙げられます。
2024/2/21
P&IDは仮図面を何回も発行していき、修正を重ねて完成図を目指します。この仮図面の発行は、ある程度区切りのいい所まで検討が進んだタイミングで行なわれることがほとんどで、どのような意図で仮図面を発行するのか名前が付いています。
2024/1/28
P&IDの情報をもとに配管や機器のレイアウトが決定されます。一方でプロセス上、配管や機器のレイアウトに何かしらの制約や要求事項が発生する場合があり、これをNOTE(注意事項)としてP&IDに記載する必要があります。
2024/1/13
P&ID(Piping and Instrumentation Diagram)は日本語で配管・計装系統図といい、プラントの製造工程を流れに沿って詳細に図示したものです。配管を含むプラントがある工場で働くにあたっては、P&IDから情報を読み取ることが業務上必要となってきます。
2024/2/18
P&ID(Piping and instrumentation diagram)に記載する記号・シンボルの省略方法や情報の記載方法を定義する図面をレジェンド(Legend)、もしくはリードシート(Lead Sheet)といいます。会社によってP&IDの記載方法が微妙に異なるため、レジェンドをしっかりと確認して記号や略称の意味を把握することが必要です。
2024/1/15
P&ID(Piping and Instrumentation Diagram)は情報量が多いため、いくつかの要素に分けて記載されることが多いです。本記事ではP&IDの構成や概要について記載しています。