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ルート
化学メーカーで働くプロセスエンジニアです。 社会人9年目、化学工学専攻。
2024/4/10
熱電対を使用する温度計を熱電温度計といいます。熱電対は異種金属線を末端で接合したもので、線間に生じる熱起電力により温度を知ることができます。熱電温度計は工業用温度計として多用されているものの1つで、構造が簡単で扱い易い、比較的安い等の特徴があります。
2024/4/17
温度計は私たちの日常生活で当たり前に使用されていますが、工場においても重要な計測機器の1つで、測定対象に適した温度計を選定する必要があります。本記事では温度計の種類や長所・短所などを解説しています。
2024/3/3
ポンプの流量が低下すると、ポンプ効率が低下し熱によるエネルギーロスが多くなることに加えて、流体による温度除去効果も減少するため、ポンプの温度が上昇しやすくなります。この温度上昇によって引き起こされるトラブルを回避するために、常に必要最低限の流量(ミニマムフロー)を確保して運転する手法が挙げられます。
2024/2/21
P&IDは仮図面を何回も発行していき、修正を重ねて完成図を目指します。この仮図面の発行は、ある程度区切りのいい所まで検討が進んだタイミングで行なわれることがほとんどで、どのような意図で仮図面を発行するのか名前が付いています。
2024/1/28
P&IDの情報をもとに配管や機器のレイアウトが決定されます。一方でプロセス上、配管や機器のレイアウトに何かしらの制約や要求事項が発生する場合があり、これをNOTE(注意事項)としてP&IDに記載する必要があります。
2024/1/13
P&ID(Piping and Instrumentation Diagram)は日本語で配管・計装系統図といい、プラントの製造工程を流れに沿って詳細に図示したものです。配管を含むプラントがある工場で働くにあたっては、P&IDから情報を読み取ることが業務上必要となってきます。
2024/2/18
P&ID(Piping and instrumentation diagram)に記載する記号・シンボルの省略方法や情報の記載方法を定義する図面をレジェンド(Legend)、もしくはリードシート(Lead Sheet)といいます。会社によってP&IDの記載方法が微妙に異なるため、レジェンドをしっかりと確認して記号や略称の意味を把握することが必要です。
2024/1/15
P&ID(Piping and Instrumentation Diagram)は情報量が多いため、いくつかの要素に分けて記載されることが多いです。本記事ではP&IDの構成や概要について記載しています。
2023/11/26
ある絶対温度Tの黒体から放射されるエネルギーEbが温度Tの4乗に比例することを表わした法則をステファン・ボルツマンの法則といいます。輻射伝熱計算において最も基本的な法則の1つです。全放射エネルギーは温度の4乗に比例することから、温度依存性が極端に大きいです。
2023/11/11
対流による物質移動流束と分子拡散による物質移動流束の比を表わす無次元数をシャーウッド数Shといいます。実用上は、シャーウッド数に含まれる物質移動係数kを算出するのに使用することが多いです。
2023/10/29
速度境界層の厚みと濃度境界層の厚みの比を表わす無次元数をシュミット数Scといいます。実用上は、シャーウッド数Shがシュミット数、レイノルズ数の関数となっており、シャーウッド数に含まれる物質移動係数kを算出するのにシュミット数が使用されます。
2023/10/15
固体表面の熱伝達と固体内部の熱伝導の比を表わす無次元数をビオ数Biといいます。ビオ数が小さいと固体表面の熱伝達より固体内部の熱伝導が支配的となり、固体表面から固体内部まで一瞬で熱が伝わります。
2023/9/30
この記事はエネルギー管理士(熱分野)の受験体験記です。この資格は例年7~8月に試験が実施されており、課目Ⅰ:エネルギー総合管理及び法規、課目Ⅱ:熱と流体の流れの基礎、課目Ⅲ:燃料と燃焼、課目Ⅳ:熱利用設備及びその管理、以上の4課目を受験し合格することで取得できます。
2023/9/18
ある流体の粘度を密度で割った値を動粘度νといい、(1)式で表されます。粘度が大きいほど動粘度も大きくなるため、粘度と動粘度は同じような意味合いで使用されることが多いです。ただし、分野や扱う現象によっては意味合いが微妙に異なる場合もあります。
2023/9/2
浮力と粘性力の比を表わす無次元数をグラスホフ数Grといいます。自然対流においては、流体の温度差によって密度差が生じ、その密度差で生じる浮力が流体の流れの駆動力となります。実用上は、自然対流における熱伝達率hを算出するのにグラスホフ数がGrが使用されます。